プログラミング C()2 2017 10 21

「プログラミング C()1 2017 10 14」の続き

「まずは道具をそろえて」
 前号では、コンパイラが必要であると書きました。
しかし、その前に、プログラムを書くには、
「テキストエディタ」が必要です。
 多くの人が、「テキストエディタとは何か」と思うでしょう。
実は、「ウィンドウズ」にもテキストエディタが装備されています。
それが「メモ帳」というソフトウェアです。
 これは、「Windows アクセサリ」の中に入っています。
最初は、つまり練習用としては、
ウィンドウズの「メモ帳」で十分です。
本や参考書を見ながら練習するには、それで十分でしょう。
 ところで、ワープロソフトの「ワード」ではダメです。
ワードで書くと、改行コードや文字フォントなどが、
自動的に付加されてしまい、プログラムとしては使えなくなります。

「ちょっと昔話」
 私は、20代のころ、
「RED++」というテキストエディタを、
休日に、秋葉原に買いに行ったことがあります。
 あまりに高性能だったので、
結局、使いこなせなかったと思います。
後から思えば、「メモ帳」で十分だったかもしれません。
 あの頃の秋葉原は、パソコンの街でした。
巨大なパソコンショップがいくつもあり、
パソコンのソフトウェア専門館もあったと思います。
(実を言うと、秋葉原がパソコンの街になる前は、
なんと、オーディオ機器の街でした。
家電も多かったです。
秋葉原は変身することで生き延びています)
 今からすると想像もできないでしょうが、
その後、パソコンブームが到来して、
コンビニエンスストアにパソコン雑誌が何種類も置いてあるほどだったので、
巨大なパソコンショップがいくつあっても商売として成り立ったのでしょう。

「統合開発環境」
 このようなことを書くと何か難しく感じますが、
実は、違います。
 昔は、テキストエディタとコンパイラを別々に買いましたが、
これでは面倒であるということで、
テキストエディタとコンパイラがセットされたものを、
「統合開発環境」と呼んでいます。
 そうすると、値段も高くなったのではないかと思うでしょうが、
今は、インターネットで無料でダウンロードできるものがあります。
だから、パソコンショップは商売として成り立たなくなったのかもしれません。
もちろん、プロ用の「統合開発環境」は有料です。

「デバッグとは」
 プログラムを完璧に書くことは難しいでしょう。
それは、テストで100点を取るのと同じくらい難しいのです。
 たいていは、文法上の誤り、スペルミスなど、
文章が長くなればなるほどミスは多くなります。
 出版業界には「校正」という仕事があるように、
プログラムの誤りは、コンパイラがエラーとして指摘してくれます。

それでは、続きは次号で。






























































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